金沢工業大学がタカラトミーやスポンサー組織、国連機関等の組織を含めた合計74組織・イニシアティブとの連携により、「Beyond SDGs人生ゲーム」の開発を‥

2022.4.11 掲載

金沢工業大学(石川県野々市市)は
これまでに取り組んできたSDGs教育を発展させるために、
この度、株式会社タカラトミー(東京都葛飾区。以下、タカラトミー)と、
「Beyond SDGs人生ゲーム」の開発を本格的に開始。

リードスポンサーのニッセイアセットマネジメントをはじめとする
スポンサーから6,000万円相当の支援を受け、
全国の小中高等の教育機関へ無償提供

本プラントの概観

「Beyond SDGs人生ゲーム」とは、2030年を目標年としたSDGsの達成と、その先の2050年における「脱炭素社会」「循環型社会」「自然との共存社会」「ウェルビーイング社会」という4つの社会を内包した、理想の未来の実現に関する教育・学習を行うための『人生ゲーム』。一般的な『人生ゲーム』とは違い、プレイヤー同士で協力することで理想の未来を目指す。

また、本学のSDGs推進センター長・平本督太郎の著書『10歳からの図解でわかるSDGs 「17の目標」と「自分にできること」がわかる本(まなぶっく)』を副教材とし、組み合わせて学びを展開できるようになっている。

金沢工業大学とタカラトミーは、2021年1月から「SDGs×人生ゲーム」の開発・活用に向けた検討をスタートさせてきた。企画・検討、試作版のテストプレイを経て、テーマ・ゲーム内容が決定し、2022年8月に完成する。完成以降は「Beyond SDGs人生ゲーム」を全国の小中高等の教育機関等に対して無償提供していく予定となる。

金沢工業大学は、これまで世界67か国・7万5000人以上が体験した「THE SDGs アクションカードゲーム X(クロス)」の開発・普及を皮切りに、文部科学省SDGs達成の担い手育成(ESD)推進事業(平成31年度、令和2年度、令和3年度)を通じたSDGsに関する5つのゲーミフィケーション教材の開発、SDGsイノベーション教育拠点における教員育成、教員による学びあいコミュニティの創造等により、全国の教育機関へのゲーミフィケーション教材を活用したSDGsイノベーション教育の普及を行ってきた。タカラトミーは、同じく文部科学省SDGs達成の担い手育成(ESD)推進事業(令和2年度、令和3年度)において、『人生ゲーム』を活用したオンライン授業「みんなでつくるSDGs人生ゲーム」を社会貢献活動として展開し、教育分野におけるSDGs普及・啓発に資する取り組みを展開していく。
( https://www.takaratomy.co.jp/company/social_contributions/educational/online/)

今回、新たに開発する「Beyond SDGs人生ゲーム」は、金沢工業大学のこれまで培ってきたSDGsの専門的な知識・取り組みと、タカラトミーのロングセラーボードゲーム『人生ゲーム』の制作のノウハウ及びSDGsをわかりやすく子どもたちに伝えてきた経験を融合して企画・開発をしていく。

金沢工業大学では、リードスポンサーであるニッセイアセットマネジメントに加え、クオン株式会社、株式会社LODUといったスポンサー企業からは、開発・生産費以外にも、全国の小中高等の教育機関への導入支援や副教材作成、利用者の行動変容に関するモニタリング等に必要なコストも含めたプロジェクト全体で6,000万円相当の支援を受け、各スポンサー企業と連携をしながら「Beyond SDGs人生ゲーム」の企画・開発を行ってきた。

また、Youth Co:Lab(国連開発計画、シティ・ファウンデーションによる共催プログラム)、金沢工業大学が事務局を務める「ユネスコ未来共創プラットフォーム北陸」、ジャパンSDGsアワードアルムナイネットワークからの参画企業43社(本学含む)、SDGsビジネスアワード歴代受賞企業からの参画企業6社、SDGsイノベーション教育拠点校最優秀賞・優秀賞受賞校2校、クオンがリードする共創コミュニティからの参画企業18社(クオン含む)との連携を行っている。金沢工業大学では、今後も日本一のSDGs教育推進大学として、教育・地域経営・ビジネスの3つを重点領域としハブ機能を高めていくことで、日本中・世界中にSDGs教育を広め、SDGsの達成に貢献していく。