東レがMSCI ESG格付けにおいて最上位の「AAA」を獲得

 東レ株式会社(以下「東レ」)は、2021年10月1日に発行されたMSCI※1ESG格付けにおいて、CO2排出などの気候変動対策、環境に配慮した技術開発・製品提供、水資源管理などの項目で高く評価され、コモディティケミカル50社の中で唯一最上位の「AAA」を獲得した。
 MSCI ESG格付けは、MSCI社が世界中の数千社の企業をESG(環境、社会、ガバナンス)のリスクと機会をどの程度適切に管理しているか同業他社と比較し、調査、分析、格付けするもので、「AAA」から「CCC」までの7 段階に格付けされる。現在は、日本では全業種から15社がAAAに選出されている。

図1 発電所位置図,図2 風車概要

 東レグループは、企業理念として「わたしたちは新しい価値の創造を通じて社会に貢献します」を掲げている。さまざまな社会課題に対して、革新的な先端材料の創出を通じて本質的なソリューションを提供し社会貢献をすることが変わらない使命であり、国連「SDGs(持続可能な開発目標)」や「パリ協定」などで示された国際社会における目標の実現に貢献している。
 2018年7月には「東レグループ サステナビリティ・ビジョン」を公表し、その中で2050年に東レグループが目指す以下の4つの世界像を描き、これらの世界の実現に向けた課題への取り組みを推進している。
1.「地球規模での温室効果ガス(GHG)の排出と吸収のバランスが達成された世界」、
すなわちGHGの排出を実質ゼロにする「カーボンニュートラルの世界」
2.「資源が持続可能な形で管理される世界」
3.「誰もが安全な水・空気を利用し、自然環境が回復した世界」
4.「すべての人が健康で衛生的な生活を送る世界」

 また、東レグループは、CSRの推進を経営の最優先課題のひとつとして位置付け、事業を通じた社会的課題解決への貢献に加え、安全・防災・環境保全、倫理・コンプライアンスなどのESGに即した課題に取り組んでいる。今後も適切な情報開示を進め、さまざまなステークホルダーの期待に応え続けられるよう、東レグループ一丸となって取り組んでいく。

(※1)MSCI:米国・ニューヨークに拠点を置く金融サービス企業。ニューヨーク証券取引所に上場しており、大規模公的年金や資産運用会社、ヘッジファンドという世界中の機関投資家に対して、投資
意思決定をサポートするさまざまなツールを提供している。
MSCIホームページ https://www.msci.com/
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