カーボンニュートラルを先導する大学としての決意を表明 「龍谷大学カーボンニュートラル宣言」

2022.2.18 掲載

【ポイント】

●メガソーラー発電所「龍谷ソーラーパーク」における先進的な取組実績等を踏まえ、「龍谷大学カーボンニュートラル宣言」を発出
●国が目標とする2050年に先駆け、創立400周年を迎える2039年を目指し、カーボンニュートラル実現へ
●現在進行中の長期計画を推進し、社会課題に積極的に取り組む大学として、カーボンニュートラル担い手の育成等に取り組む

【概要】

龍谷大学は、世界的に深刻化する気候変動を背景として、教育・研究・社会連携・大学運営を網羅する「龍谷大学カーボンニュートラル宣言」を発出する。

この宣言は、本学における先進的な取組実績を踏まえ、カーボンニュートラルを先導する大学としての決意を国内外に向けて表明するもの。これまで同大学では、2013年から全国初の地域貢献型メガソーラー発電所「龍谷ソーラーパーク」(※1)を稼働させ、再生可能エネルギーの普及活動に努めてきた。そこでの売電収入から必要経費を差し引いた利益を地域社会に還元するとともに、同大学の社会連携を推進する資金として活用している。

また、本年度は新たな試みとして、龍谷大学地域公共人材・政策開発リサーチセンター(LORC)と学生団体が連携し、2021年12月5日(日)、12月11日(土)の2日間にわたって「龍谷大学学生気候会議」(※2)を開催している。

今回発出する「龍谷大学カーボンニュートラル宣言」では、国が目標とする2050年に先駆け、同大学が創立400周年を迎える2039年までにカーボンニュートラルを実現することを目指している。また、この宣言では、大学運営の脱炭素化だけでなく、社会課題に積極的に取り組む大学として、カーボンニュートラルの担い手となる次代の要請に応えた人材の育成に取り組むこと等を標榜している。

現在、同大学では、創立400周年を迎える2039年度末までを期間とする長期計画「龍谷大学基本構想400」(※3)を展開しているところ。引き続き、この計画の推進を通じて、地球規模で広がる課題に立ち向かい、社会の新しい可能性の追求に力を尽くしていく。

【宣言内容】
https://www.ryukoku.ac.jp/about/activity/global_warming/carbon_neutrality/index.html
※同大学における環境・エネルギーの取組みは以下から確認できる。
https://www.ryukoku.ac.jp/about/activity/global_warming/

※1 龍谷ソーラーパーク
太陽光発電による利益を地域活性化のために還元することを目的とした地域貢献型メガソーラー。地域社会に還元するとともに、本学の社会連携を推進する資金として活用。2020年度は、全国5か所に設置するソーラーで合計8,772,023kWhを発電。これは、同年度における本学のエネルギー(電力)使用量19,625,800 kWhの約45%に相当する発電量である。詳細は以下のとおり。https://retaction-ryukoku.com/83
https://www.ryukoku.ac.jp/about/solar/

※2 龍谷大学学生気候会議
近年、欧州で政府や議会、自治体によって開催される「気候市民会議」を参考に開催。龍谷大学の学生24名が集い、10年後をイメージした「脱炭素社会の姿」について議論を行ったうえで、「龍谷大学への提言」をまとめた。学⽣主体で、このような気候変動について議論する場は国内でも数例であり、将来的には、市や府への提⾔なども⾒据え、⼤学と社会の連携を⽬指す。詳細は以下のとおり。https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-9545.html
https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-9635.html
https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-9689.html

※3 龍谷大学基本構想400
龍谷大学が創立400周年を迎える2039年度末を見据えた2020年度から2039年度までの20年間を計画期間とする長期計画。詳細は以下のとおり。https://www.ryukoku.ac.jp/400plan/