コスモ石油が国産SAF(持続可能な航空燃料)の商用化および普及・拡大に取り組む有志団体「ACT FOR SKY」に加盟

2022.4.11 掲載

コスモ石油株式会社は今回、日揮ホールディングス株式会社、株式会社レボインターナショナル、全日本空輸株式会社、日本航空株式会社が共同で設立した、国産の持続可能な航空燃料(Sustainable Aviation Fuel、以下「SAF」)1の商用化および普及・拡大に取り組む有志団体「ACT FOR SKY」に加盟した2ことを3月2日に発表した。ACT FOR SKYは、上記目的のために「ACT=行動を起こす」意志を持つ企業が協調・連携し、SAFやカーボンニュートラル、資源循環の重要性を訴えながら市民・企業の意識変革を通じて、行動変容につなげていくことを目指す。産業界を横断した4社が幹事企業として、加盟メンバー企業の「ACT(行動)」を推進していく。

本プラントの概観

【Act for Sky設立の経緯】

●世界的にCO2排出量削減への対応が急速に求められるなか、航空業界においては、植物・動物油脂や使用済み食用油、木質バイオマス、都市ごみ、排ガス、CO2等から製造されるSAFの技術開発・製造・流通および利用を加速させる必要がある。
●世界的なSAF需要の高まりに対し、日本でも国産SAFの安定的な供給が必須と考えられますが、未だ国産SAFの商用化に至っておらず、原料調達からSAF供給までの安定的なサプライチェーンの構築が急務となっている。
●SAFの商用化が既に進んでいる欧米ではSAFに関する認知度が高まっており、日本においてもSAFの認知度向上が必要。

【ACT FOR SKYメンバー企業の主な活動内容】

●国産SAFを通じた脱炭素化社会、資源循環型社会の実現に向けた各メンバーのアクションの発信
●脱炭素化社会、資源循環型社会の実現に必要となる増加コストに関する議論
●自治体、教育の場を通じたカーボンニュートラルに関する啓発活動
●各メンバー同士での情報共有、新たなアクションへの意見交換
●SAFに関する各国動向の共有
●国産SAFにおける共通課題の抽出、ならびに関係機関との情報共有