ノンアルコールビールテイスト飲料『アサヒドライゼロ』の製造に
グリーン電力(再生可能エネルギー)を新たに活用拡大!

アサヒビール株式会社

一般社団法人アースカンパニーは2月日に「サステナブル企業の集い:Operation Green」を開催。そのトークセッションでは地球環境に対し、先進的な取り組みを行う企業が自社の事例や理念を話した。ここではそこに登壇した株式会社ラッシュジャパンのアースケア スーパーバイザー窪田とも子氏のプレゼンテーション内容を紹介する。

グリーン電力契約量を増やし、CO2削減を加速

 アサヒビール株式会社(以下アサヒビール)は、日本自然エネルギー株式会社(以下日本自然エネルギー)と契約し活用している「グリーン電力」※1を新たにノンアルコールビールテイスト飲料『アサヒドライゼロ』(缶350ml)の製造に活用を拡大していく。
 アサヒビールが契約している日本自然エネルギーは、商事会社や電力会社、銀行など11社が共同で、日本で初めて、企業・団体などに代わって自然エネルギーによる発電を行う事業会社として2000年に設立された。
 アサヒビールは、2009年4月に食品業界で初めて製品【『アサヒスーパードライ』(缶350㎖)及び「ギフトセットのビール類」】の製造に日本自然エネルギーのグリーン電力を活用、再生可能エネルギーの普及拡大や気候変動対策への取り組みに繋げてきた。
 そして新たに2020年1月下旬製造分からの『アサヒドライゼロ』(缶350㎖)に活用することで、2009年から取り組んでいる『アサヒスーパードライ』(缶350㎖)等と合わせて、2020年のグリーン電力契約量を約2,015万kWh(前年比119%)へ拡大し、そのCO2削減量は約9,300tとなる見込みだ。
 ちなみに『アサヒドライゼロ』(缶350㎖)の缶体及び6缶パック用包装資材には、グリーン電力を活用して製造された製品であることを示す「グリーン・エネルギー・マーク」※2を記載していく。

累計のグリーン電力量は、食品業界として最大

 アサヒビールが2009年から2019年までの10年間で製品の製造に活用した累計のグリーン電力量は、食品業界として最大となる約2億1千万kWhとなる見込みであり、これは一般の家庭が1年間で使用する電力の約4万7千世帯分※3相当となる。また、『アサヒスーパードライ』(缶350㎖)に換算すると約140億本となり、CO2削減量に換算すると累計で約10万t ※4、杉の木約700万本相当のCO2吸収量※5になる。
 また、アサヒビールが活用しているグリーン電力は、主に木材チップ等の“自然の恵み”を燃料としたバイオマス発電によるものであり、『アサヒスーパードライ』や『アサヒドライゼロ』をユーザーが購入することによって、森林の保全につながる。

2050年までに事業活動における環境負荷「ゼロ」へ

 アサヒグループでは、2019年1月より新経営理念「Asahi Group Philosophy」を施行し、行動指針の一つとして、「事業を通じた持続可能な社会への貢献」を掲げ、持続可能な社会への貢献を目指し、2019年2月に「アサヒグループ環境ビジョン2050」を策定。2050年までに事業活動における環境負荷ゼロ(ニュートラル)を目指すとともに、アサヒグループの独自技術や知見を生かした新たな環境価値創出(プラス)に挑んでいる。
 その中で、国内グループ企業において、環境経営における気候変動に関する中長期目標「アサヒ カーボンゼロ」を設定、2050年に温室効果ガス排出量「ゼロ」を目指し、2030年に30%削減(2015年比)を目標としている。

 アサヒビールでは、“自然の恵み”を享受しながら2050年までに事業活動における環境負荷「ゼロ」に向けて、今後も再生可能エネルギーを活用。同時に現在取り組んでいる容器包装における軽量化・簡素化、物流における他社との共同配送やモーダルシフト、商品販売における自動販売機やビールサーバーの省エネ化など、バリューチェーン全体での取り組みも推進していく。

『アサヒドライゼロ』

『アサヒドライゼロ』(缶350ml)の側面に、
「グリーン・エネルギー・マーク」を記載します。

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※1
アサヒビールが2009年から製品の製造に活用しているグリーン電力は「グリーン電力証書システム」の利用によるもの。「グリーン電力証書システム」とは、再生可能エネルギーにより発電された電気の環境付加価値を「グリーン電力証書」という形で取引するもの。証書を保有する企業や団体は、証書に記載されている発電電力相当分の再生可能エネルギーを活用したとみなされる仕組み。

※2
「グリーン・エネルギー・マーク」とは、2008年5月にグリーンエネルギー認証センターが制定したマーク(2018年4月より「一般財団法人日本品質保証機構」に認証事業を譲渡)で、製品 の製造時に使用する電力にグリーン電力を活用したことを示すもの。現在、『アサヒスーパードライ』(缶350㎖)の缶体・6缶パック用包 装資材・外箱及びビール類を使用するギフトセットの外箱に記載されている。

※3
1世帯当たり年間電力使用量 4,432kWh/年として試算
出典:平成24年度エネルギー使用合理化促進基盤準備事業報告書(経済産業省/資源エネルギー庁)

※4
CO2排出係数は電気事業連合会より毎年公表される年度毎の電力排出係数を使用している。

※5
杉の木換算(年間平均CO2吸収量):約14㎏/本
出典:地球温暖化防止のための緑の吸収源対策(環境省/林野庁)