「世界自然遺産」4エリアの環境保全活動を支える イオン環境財団が沖縄島北部やんばる及び西表島に4000万円を寄付 公益財団法人イオン環境財団

2022.5.27 掲載

公益財団法人イオン環境財団は、昨年夏に世界自然遺産に登録が決定した沖縄島北部「やんばる」及び西表島に対し、同年12月に合計4000万円の寄付を発表。国内最大級の亜熱帯照葉樹林が広がる沖縄島北部の国頭郡国頭村、大宜味村、東村「やんばる」の3地域にそれぞれ1000万円が贈られた。これらの寄付金は世界自然遺産の保全活動に使われる。

さらに本年5月16日には自然マングローブ林の最大面積を誇る八重山郡竹富町 西表島に環境保全活動費として1000万円の寄付を実施し、同日その贈呈と会見が行われた。今後、この寄付金は竹富町イリオモテヤマネコ保護などに活用されていく。

イオン環境財団は、「お客さまを原点に平和を追求し、人間を尊重し、地域社会に貢献する」というイオンの基本理念に基づき、世界環境をテーマとした企業単独の財団法人として1990年に国内で初めて設立。いのちあふれる美しい地球を次代に引き継ぐため、様々な環境活動に取り組んできた。
沖縄においては2007年「那覇市植樹」から本年の「宜野湾市さくら植樹」「国頭村さくら植樹、イヌマキ植樹」まで各地で植樹活動を実施。中でも宜野湾市さくら植樹は、同地が沖縄戦の激戦地であったことから、「イオン平和の森」と名づけられ平和を願う場としても親しまれている。

5月16日の会見において目録を贈呈した同財団専務理事の山本百合子氏は「自然と人が共存・共栄できる新たな社会のモデルとしてこの取り組みをアジアや世界に発信したい」と抱負を語った。

西表島の前泊正人竹富町町長は、感謝の言葉を述べると共に「自然環境の保全と観光利用の両立に向けた取り組みを推進するために寄付金を活用させていただきたい」と話した。

イオン財団専務理事 山本百合子氏(左)と、西表島 竹富町町長 前泊正人氏(右)

イオン財団専務理事 山本百合子氏(左)と、西表島 竹富町町長 前泊正人氏(右)